高画質をあえて低画質にする理由とは?
もう、お試しになった方もいるとおもいます。先日から公開されているアプリ「VHS Camcorder」。まるでVHSで撮影したような動画が撮影出来るアプリです。非常に好評でたくさんの方が紹介しています。
なぜ今、高画質の画像や動画をあえて低画質にするのでしょうか?
結果からいえば「無いものねだり」なんでしょう。
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当然のことながら昔は画質も解像度も低く、技術者はもちろんユーザーまでも高い画質と解像度を求めてきました。そうやって技術が進歩し現在に至るわけですが、今度は撮れなくなった低い画質と解像度の絵が欲しくなってくるのです。理屈から言えば高画質を劣化させるのは大して難しい話ではありません。なので、どうしても劣化画質が欲しい人は自分でどうにかしていました。
例えば、デジタルカメラでも昔のトイカメラの画質を再現するためのプラスチックレンズが発売されています。
わたしも一つ持っていますが、f値はf8固定ととても暗いレンズです。焦点距離は60mm。しかも、当然といえば当然ですがオートフォーカスなどは ありません。シャッタースピードも露光も全てマニュアルで計測しなければいけません。露光計かもう一台デジカメがあると撮影時には便利です。
プラスチックレンズで撮影すると、最近のカメラのキリッとした絵ではなく、ぼんやりと雰囲気のある写真が撮れます。
参考:Amazon HOLGA ニコン一眼レフカメラ用HOLGAレンズ【HL-N(BC)】
さらには、デジタル一眼レフをピンホールカメラにするためのレンズ(?)も発売されています。
まさか、デジタルカメラで夏休みの自由研究のようなことができるとは思ってもいませんでしたね。なくなってしまうと欲しくなるのが人の性なのでしょう。
参考:Amazon XCSOURCE HOLGA(ホルガ)ピンホールレンズHPL-N 25mm ニコンデジタル SLR DSLR LOMO用 Genuine HOLGA Pinhole HPL-N Lens 0.25mm For Nikon Digital SLR DSLR LOMO DC520
大人は「昔の味わい」を求め、若い人は「見たことのない新鮮さ」を感じるのでしょう。
アプリやレンズについては、また改めてレビューしたいと思います。